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浅村栄斗選手のFAとライオンズというチームをやっと受け入れられた話

突然ですが、私は埼玉西武ライオンズのファンです。

千葉県出身のライオンズファンです。地元が同じ、涌井秀章選手が好きでライオンズにはまりました。※1

ちなみに、その涌井選手はもうとっくにライオンズにいません。先発投手としてもう一花咲かせるために、千葉の球団に行ってしまいました。

同時に、涌井選手の次に好きだった 片岡選手も オレンジ色の例の球団に行かれてしまいました。

みんないなくなりました。みんな。みんな。

 

2016年のオフ。岸選手が楽天に移籍しました。

正直、入団経緯からして移籍はないかなと感じていたし、なんとなく生涯ライオンズにいてくれそうな選手だなと勝手に思っていたので、岸選手の移籍はあまりにもショックな出来事でした。

 

そして先月、ライオンズのキャプテン浅村栄斗選手がFA権を行使して楽天に移籍しました。

私はダメ男に何度も引っかかるタイプなので、シーズン中は楽観的に「あさむはFAしないでしょ、だって見た目あれなのにインキャだもん笑」なんて訳のわからないことをほざいていました。

もれなく、主力選手が移籍しているのに、何故か毎回「◯◯は残ってくれるでしょ!」と謎の自信に満ち溢れてるんですよね。

私たちが好きなライオンズを、選手の方々が見捨てるはずない!と思ってしまうのです。

そして、何度もその想いは裏切られ、「わたしたちの好きなライオンズというチームを選手たちは嫌っているのでは…?」と悲しい気持ちになるのです。

 

浅村選手の移籍先に関しては、安定して強く+セカンドがわりと空いているソフトバンクや、地元関西のチームはともかく、縁もゆかりもなく、たまたまですが今年最下位だった楽天に行くとは考えられませんでした。(今思えば一久が来た時点で、浅村獲得計画を練ってたのでしょうが…)

私は浅村選手が楽天移籍を決断したという報道を見て、全身の力がひょろひょろと抜けました。

え、楽天にいくの…?なぜ…???金?

 

 

話が少し変わりますが、ライオンズは今年悲願の優勝を成し遂げました。

CSでは無様な姿をみせてくれたものの(ホークスの日本シリーズ進出が決定した日、現地にいましたが、外で牛タン串を買ってる間に試合がほぼ決まってしまいました。)ペナントシーズンで1度も1位を譲らずに優勝したのは本当に凄いことです。

負けて優勝とタイミングはなかなか悪かったですが、私にとってもずっと待ち望んでいた優勝でしたので本当に嬉しかったです。

 

そして、その矢先にこれです。

嬉しい気持ちが一気にしなびていきました。

 

ライオンズは優勝すると地元所沢市で優勝パレードを行います。

私の会社は祝日も出勤日だけど、謎に有給を消化させられ結局休みになる会社ですので、11/23の優勝パレードは絶対行くぞ!!!と随分前から楽しみにしてました。

結論から言うと、浅村選手の移籍を受け、私はパレードに行けませんでした。

 

謎のおじさん「浅村◯す!!でてけ!!」

あさむ「いや出てくんだが」

謎の女「もうマヂムリ…リスカする」

飛び交う生卵

…と自分以外のファンの方が辛そうにしていたり、怒っているのも見るのが嫌だったのです。

私はこんな心配を勝手にしていましたが、パレードは穏やかに終わったそうですね。暴動が起きて、熊代選手がそれを全身で受け止めると考えていたのに意外でした。

激しいブーイングなどが起きなかったのは幸いですが、一方でFA移籍をあまりにもすんなり受け入れる訓練されたファンの方々に少し腹が立ちました。

だって来年楽天戦を見に行ったら、あの浅村が楽天のセカンドを守っているのですよ…そんなの辛すぎるじゃないですかヤダー。受け入れられないぞ私は。

 

 

…とまあ、こんな感じでずっとイライラカリカリしていたのですが、いつの間にか彼の選択を受け入れるようになりました。

 

そのきっかけは、おそらく金子一輝選手の契約更改のコメントを見た時でした。

今年の金子くん!良かったですよね!急成長です。優勝争いというギリギリの状態でなければもう少し上で見たかったなーと思いました。

「浅村選手の空いた穴をうめたい」(確かこんなニュアンスでした)

金子選手も来年は5年目ですし、これは確固たる意志だと思います。

そして、5月に金子選手が初安打ホームランを打っているのを見て、本気で悔しがっていた 山田遥楓選手もまた、こう思っているに違いありません。

 

ライオンズの選手たちが、ポコポコFAする理由というのは、本拠地がアレだから〜とかはさておき「若いうちから活躍していて、単純にいい選手が多いからです。」

 

ライオンズは基本ドラフトがうまいです。

DeNA以外のほとんどの球団をやっっべえなこれと言わしめる2014年ドラフトですら まあまあいい感じです。(下記参照)


1位 高橋光成
2位佐野泰雄
3位外崎修汰 
4位玉村祐典
5位山田遥楓

育成1位戸川大輔

 

こうなが一年目以降もたついてしまっているのが若干気になりますが、やっぱりライオンズのドラフト3位は間違いないですね。。そして育成1位の戸川選手は近い将来一軍に上がってくるでしょう。

今年G高木勇人選手が移籍してきたときに、高木選手、外国人選手を除いた選手は、みんなドラフトで指名されてライオンズに入団しているとありました。 基本自家栽培、素敵なチームです。

 

毎年のようにFA宣言されるのは、本当に辛いことですが、前提としてやっぱりいい選手が多い!(オールスターにもばんばん選出されますしね!Bクラスでも)

選手(野手)がポコポコ生えてくる土壌は確かにあるのです。

もしかしたら、金子選手、山田選手あたりが覚醒するかもしれませんし、そもそも外崎選手がバカ打ちするかもしれません。

浅村選手を失うのは、辛いですし、戦力的にも厳しいものがあります。

でも、若い選手達が本気でレギュラーを掴み取ろうとする姿をみれるのは、本当に今からワクワクします。 

 

次世代の選手へ期待を寄せ、これと同時に浅村選手が転職したことも やや納得できました。

私の会社(まあ大手)は転職して出て行く人がかなり多いです。

これはうちの会社がブラ…、忙しいからとかとは別に、「自分のやりたいことが明確になった頃に、環境をガラッと変えてみたい」という気持ちが強いのだと思います。就職活動はあれど、社会人未経験の人が会社を選ぶわけですから、入社後にギャップがあって当然です。

あと、プラスお金ですね。

我々一般ピーポーは好きな時に転職することが可能ですが、プロ野球はそうは行きません。

FAの権利は選ばれしものにしか与えられませんし、それが環境を変えるほぼ一生に一度のチャンスです(2回目の権利を貰っても年齢がアレなパターンが多いですよね)

しかもプロ野球は12球団しかありません。

 

浅村選手はまだ若いですし、これからも第一線で活躍してくれること間違いなしな選手です。

だからこそ、他のチームでも自分が活躍できるのか確かめたかったのかもしれません。(こんなこと言いましたが私は浅村選手じゃないので彼の本心は分かりません。でも単純にお金だったら柔らか銀行さんがさいつよなので、そうじゃないのかなーとは思います。詳しくは熊代選手にでも聞きましょう)

 

…とまあ一時期は荒れすぎて、「3年間でメンバーが全員いなくなる高校野球を応援しよう…」とか考えてましたが、このような過程を経て私は来年もライオンズを応援したいと思えました。

正味ピッチャーの方がやばいです。

何かの間違えで金子千尋こないかな…。

 

 

 

 

 

※1ちなみに今好きな選手は、圧倒的に栗山巧です。栗山選手以外のユニフォームを買ってもパジャマになるだけなので、グッズは基本栗山選手のもののみ購入しています。

栗山選手の好きなところを書くと5000字くらいになるのですが、あえて一つ挙げるとすれば「彼自身がライオンズを愛してくれている」ところでしょう。 野球がやりたい+ライオンズでと考えてくださっている選手は 栗山、おかわりくらいなのかなぁ…と思います。

どなたかが言っていましたが、彼は 我々ファンの事を絶対に「ファンが〜」とは呼ばないのです。必ず「ファンの方々」とか「ファンの皆様」と言います。本当に素晴らしい精神をお持ちですし、顔が滅茶滅茶かっこいい。